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EU発着のフライト遅延で、600ユーロもの補償金! ~EU規則261/2004【豆知識】

EU発着のフライト遅延で、600ユーロもの補償金! ~EU規則261/2004【豆知識】

今回は、EUの消費者保護規則についてのお話です。

タイトルの通り、EU発着のフライトが遅延すると、最大で600ユーロも貰えることがあるのです。

 

Flight Compensation Regulation 261/2004

根拠となる条文は、コレ。

(正確には、『Regulation (EC) No 261/2004 of the European Parliament and of the Council of 11 February 2004』)

 

Wikipediaを見ると、まあいろいろと書いてあります。。

 

ちなみに、遅延に限らず、オーバーブッキングによる振替や、フライトキャンセルの場合も同様に補償が適用されます。

 

それでは、順を追って説明していきます。

 

補償適用の条件

  • EUを出発する全ての航空会社
  • EUに到着するEU籍の航空会社
  • 有償運賃で予約済み(特典航空券を除く)であり、時間内に搭乗手続きを済ませたこと
  • 遅延が自然災害など不可抗力によるものでないこと

となっています。EUの規則に基づく措置ですから、LCCの利用であっても適用されます。

 

遅延、欠航の場合

当然、1分でも遅延すれば請求できる、訳ではありません。

 

補償を請求できる条件と金額は飛行距離によって異なり、以下の通り。

  • 1,500km以下のフライトでは2時間以上の遅延で €250
  • 1,500kmより長く3,500km以下のフライトでは3時間以上の遅延で €400
  • 3,500kmより長いフライトでは4時間以上の遅延で €600

 

オーバーブッキングの場合

オーバーブッキングにより予約便への搭乗ができなかった場合も、遅延の場合と同様同額の、フライト距離に応じた補償金が支払われます。

 

ただし、後続便の提供がスムーズに行われた場合、以下の通り補償金は半額となります

  • 1,500km以下のフライトでは2時間以上の遅延で €125
  • 1,500kmより長く3,500km以下のフライトでは3時間以上の遅延で €200
  • 3,500kmより長いフライトでは4時間以上の遅延で €300

 

その他の注意事項

以上の補償金額は、現金もしくは同等物によって支給することが義務付けられています。

 

『自社の割引券等換金性の低い手段での補償は、航空会社と旅客が合意した場合のみ適用される』となっていますので、不利な条件を飲む必要はありません

 

例えば、『JALやANAが国内線のオーバーブッキング時に10,000円もしくは7,500マイルで協力者を募り、ほぼ全員がマイルを選択している』というのはEU規則に当てはめてもセーフですが、

『ユナイテッド航空がオーバーブッキング時、正規運賃にのみ1ドルにつき5セント使えるクーポンを100万円分との条件で募ったが、誰も協力しなかったので特定の旅客を引きずりおろした』というのはアウトです(>_<)

 

また、遅延に際しては上記の補償金とは別に、 必要に応じて ホテルへの宿泊費 国際通話やメールの料金(2回まで) 適切な間隔での飲食費 を請求する権利も有しています。

 

ただし、これには明確な金額の規定がなく、適切とみなされなければ弾かれる可能性も十分あります。

 

裁判をする気がなければ、調子に乗って豪遊などはしない方が良いでしょう(笑)

 

補償金の請求方法

厄介なのが、条文には航空会社による旅客への告知義務まで記載されているのにも関わらず、実際は『告知はHPの片隅に記載、旅客は請求する権利がある』という形で運用がなされていること。

 

つまり、こちらから問い合わせを行わなくてはなりません

 

大手航空会社であれば大抵はメール一本で応じてくれるようですが、LCCの中にはなんと『そんなルールは知らない』とか『今回は適用外だ』などと返信してくるケースもあるとのこと。

 

そんな場合には、以下の代行会社より請求しましょう。(成功報酬15%)

Flight Delay?! – refund.me takes care of it!

 

ちなみに、着陸時ではなくゲートに到着後ドアが開いた時点を到着時刻とする、という判例が出ています。

 

欧州の航空会社はストライキなども頻繁にありますから、覚えておいて損はない消費者保護規定「EU規則261/2004」のお話でした。