誰でも稼げるポイントサイト「ハピタス」新規登録はこちら

【Blog】新幹線と航空機は競合しない

【Blog】新幹線と航空機は競合しない

東京大阪間は新幹線か飛行機か——

度々そんな争いが話題になります。

 

結論から申し上げますと、非常に無意味な論争なのではないかということです。

 

 

航空機に大量輸送は不可能

小学校で習う範囲です。

 

東海道新幹線はピーク時3分に1本の割合で16両編成1,323名を輸送します。

 

ANAの保有する777-300型機は514名と日本最大の定員を誇りますが、東海道新幹線の需要を代替しようとすると毎分飛ばさなくてはならなくなります。

 

そんな発着枠もリソースもありません。

 

 

新幹線のデメリット

しかし、新幹線が万能な乗り物だというわけでもまたありません。

飛行機だって一定のシェアを有しています。

 

まず、実質飛行時間は30分ほどとやはり圧倒的に速いです。首相や芸能人はほとんどが飛行機移動。

我が家も、新幹線の酔うような揺れが苦手な家族がおり、大阪どころか京都・奈良が目的地の旅行さえ毎回航空機を利用します。

 

 

東海道新幹線のような過密区間では新幹線のメリットが発揮されますが、逆にそうでない区間では航空機に分があります。

鉄道は大量輸送をして(決して安くない運賃を徴収し)ようやく採算が取れるというわけですが、航空機は変動費の比率が高いからという理屈です。

 

実際、海外では日本の高速鉄道はなかなか評価されません。

「反日」とかそういう理論ではなく、東海道新幹線ほど需要のない区間で固定費比率の高い鉄道、それも日本式の新幹線を導入したら、経営の苦戦は目に見えています。

 

 

また、フィンエア―のCEOは以前インタビューで、『航空機は永遠と自然破壊をすることなく、空港さえあればどんな路線でも開設できる。』と述べていました。

 

 

JR東とJALは仲が良い!?

JR東日本の現副会長でSuicaの導入に携わった小縣氏は、出身でもある母校の講演会にて、相互送客の実施など、JALとの関係を深めていることを述べておられました。

 

当事者が一番、「ただのライバルの関係ではないんだよ」ということを分かっているというわけです。

 

 

LCCとFSCも競合しない

驚くべきことに、LCCが登場するとFSCは高単価客に注力し、単価が上がるばかりか客数も減少しないそうです。

LCCは新たな需要を喚起している、ということです。

 

それどころか、インターネットの普及に伴い減少すると思われていた出張需要はますます旺盛になり、JALやANAの客単価はこの2年間年率10%のペースで上昇。『供給が間に合わないから逆に困る』と言い出す始末です。

 

むしろLCCの方が経営に苦戦している感さえあります。

 

 

物事には二面性がある

航空機と新幹線を直接比較しようというのは無意味な論争です。

 

物事にはメリットデメリットがあるという、当たり前の現実に気付くべきです。